声優の藤原啓治さんが4月12日に55歳で亡くなりました。藤原さんが代表を務める『AIR AGENCY』によると癌のため闘病を続けていたそうです。ご冥福を祈ります。
藤原啓治さんは『クレヨンしんちゃん』の初代・野原ひろし役をはじめ映画『アイアンマン』の日本語吹替版で主人公トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)の声を担当、最新映画『ドクター・ドリトル』でもロバート・ダウニー・Jrの吹き替えを務めたばかりでした。
ロックバンド、ザ・コレクターズの古市コータローが4月18日に「啓治..!さびしいじゃんかよ・・・」ってツイートして話題になりましたが「でも、またな!何度うまれかわっても俺たちは出会い夢を語り走ってるはずさ。俺とお前、お前と俺だもんな。だから、さよならは言わない。啓治…またな!!」というから強い絆があったのでは。
まだ藤原さんが声優になる前に古市と一緒にバンドを組んでいたらしいです。その後、2016年8月8日に『コレクターズ 古市コータローの “Brilliant Days”』で「ヤフーニュースで友人で声優の藤原啓治くんが病気のため休養するという事を知った。とても心配だがそういう事なら連絡もつかないだろうしな。早く元気になってくれればいいのだが」と綴っていました。
実は『クレヨンしんちゃん』で主人公・野原しんのすけのお母さん、つまり野原ひろしの奥さん・野原みさえは古市コータローの大ファンという設定で、女友だちと「キャー!コレクターズの古市コータローよ!」とミーハーに叫ぶ場面もありました。
『クレヨンしんちゃん』の作者・臼井儀人さん(2009年9月11日逝去)はきっと藤原啓治さんと古市コータローの関係を聞いて、そういう設定にしたのでしょう。なんだか心が温まるような絆ですね。
啓治..!さびしいじゃんかよ。
でも、またな!
何度うまれかわっても俺たちは出会い夢を語り走ってるはずさ。
俺とお前、お前と俺だもんな。
だから、さよならは言わない。
啓治…またな!! pic.twitter.com/EhGAZJ0Iy9— 古市コータロー (@furuichikotaro) April 18, 2020