アイドルグループ・仮面女子の猪狩ともかさんが、学校給食の献立でうずらの卵の使用を見合わせる動きが広がっているという情報を受けてSNSで疑問を呈しました。フォロワーからは共感の声が寄せられています。
これまでも、何んらかのトラブルがあると進んでいた計画を中断したり、CMを打ち切るといった短絡的な対処で済ませることが少なからずありました。猪狩さんが主張したように、そうした選択が最善の方法なのか今一度考えた方が良いのかも知れません。
なぜうずらの卵が使用中止に?
今年2月に福岡県の小学校で児童が給食の献立に使われたうずら卵の水煮を喉に詰まらせて死亡する事故が起きました。それを受けて学校給食でずら卵の使用を見合わせる動きが広がったため、加工メーカーでは在庫が溜まり、一部の農家は親鳥の飼育を減らす事態になっているといいます。
猪狩ともかの主張
ネットニュースでそうした事情を知った猪狩ともかさんが7月23日、Xで「うずらの卵を使用中止にするのではなく、よく噛んで食べる指導をする。これではだめなんでしょうか?」と持論を述べたのです。
フォロワーからは「何でも提供中止していたら本当に咀嚼や嚥下困難な子が増えそうです。食べる事も教育の内だと思います」、「本当の教育とはなんぞやって考えさせられる出来事ですわw」などの声が寄せられました。
すぐに中止する体質は以前から
今回の事例とは直接関係はありませんが、何かトラブルがあれば中止するという思考は以前から問題視されていますね。
2012年8月には福岡市が”仮想”行政区として「福岡市カワイイ区」を導入し、当時AKB48の現役メンバーとして人気を博した篠田麻里子さんを初代区長としました。ところが、「カワイイ区は男女差別を助長する」という一部の声を受けて、2013年2月に区長を退任したのです。
また2016年にはカップ麺のテレビCMで、ビートたけしが「いまだ! バカやろう!」と呼びかけるシーンに対して、一部から批判的な意見が寄せらたため予定より早く放送を取り止めたこともあります。
このたびのうずら卵の事例に対しては、猪狩さんの指摘を受けて「使用中止にしてしまおう、そうすれば関係各位の責任者ポジションの人は誰も傷つかないからね!」「解決策が近視眼的すぎる」といった声も見受けられました。
死亡事故につながったことからより慎重になるのはわかりますが、「食べさせない」という選択は現実的なのか議論の余地がありそうです。
参考:『猪狩ともか(@igari_tomoka3)』Xアカウント
アイキャッチ画像は2024年7月18日『猪狩ともか(@igari_tomoka3)』Xアカウントより