テレビ東京と電通主催による全国の高校生を対象としたプレゼンコンテスト『CHANGE MAKER U-18 未来を変える高校生 日本一決定戦』が12月26日に放送されました。
わたしは偶然見たのですが「めっちゃよかった」です。応募総数299チームから最終選考に残った高校生たち5組がプレゼンを行うのですが、まあ青春していて熱いし楽しそうだし見ている方も元気をもらいました。
加藤浩次と岡田結実がアンバサダーを務めて、プレゼンの前にグループ紹介するVTRにはお笑い芸人のチャンカワイ、カミナリ、宮下草薙、ラランド、ティモンディが応援サポーターとして登場するなど工夫が凝らされ、随所に流れたAdoの『阿修羅ちゃん』がバッチリマッチ。
こんなにおもしろくて感動する番組はもっと話題になってほしい!加藤浩次のやる気に期待!
リンゴ生産量日本一・青森県の県立柏木農業高等学校「Apple Three Stars」は無袋りんごをブランド化して農家を救おうと取り組んで、地元の菓子メーカー・ラグノオの協力を得てフリーズドライしたりんごにホワイトチョコをコーティングした「勇者のりんご」を開発。
三重・明野高等学校「あかりのプロジェクト」は食品廃棄物100%の「0円飼料」、つまり食品廃棄物を利用して製造された家畜用飼料・エコフィードによって苦境の畜産農家を救いたいと、伊勢うどんの老舗・かいだ食品や、あずきバーにあんまんでおなじみ井村屋などを訪ねて協力を呼びかけました。
優勝したのは廃棄される苗を有効活用しようと「もったい苗」を考案した京都・立命館宇治高校「ポンズ」でしたが、個人的に一番感銘を受けたのは高校生が無料塾や子ども食堂を企画して勉強や食育を教え、高齢者にも協力を呼びかけて世代を超えた取り組みを進める愛知・中部大学春日丘高等学校「みんなのたまり場プロジェクト」です。
総評で「結実ちゃん、毎年やりたいよねこういうのは!」と加藤浩次。岡田結実は「めちゃくちゃ勉強になりましたし、明るさをもらいましたよね」とコメント。加藤は「食についてだけじゃなく、いろんなジャンルで頑張ってる高校生たちがいると思うので、1年に一回こういう大会をやりたい」とやる気満々でした。
NHKが開催していた「青年の主張」みたいなものをイメージしていたのですが、予想を超えるほどおもしろくてSDGs(持続可能な開発目標)を考えさせてくれる素晴らしい番組でした。やっぱり斬新な番組で知られるテレビ東京だけに「やるぅ!」と改めて実感したものです。
https://twitter.com/ohtaproNakahara/status/1474426580298780672
※トップ画像は『イラストAC「子ども食堂」(作者: かんちゃんさん)』より