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松本潤、中居正広とシンクロ「似てるわ」「接点ないようである」“木村拓哉的”かと思いきや『金スマ』で意外な一面

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私見ながら、嵐(活動休止中)の松本潤はSMAP(2016年12月解散)でいうと木村拓哉的な存在だろうと思っていたのですが、12月17日の『中居正広の金スマスペシャル』(TBS)を見て認識を改めました。特にそう感じた部分について書いておこうかとキーボードを叩いております。

中居正広(以下、中居くん)が松本潤(以下、松潤)とトークして一番興味を持ったのはライブ演出の話題だったのではないかと…。

12月30日夕方から1日限り東京ドームで開催する『Johnny’s Festival ~Thank you 2021 Hello 2022~』(通称ジャニフェス)の総合演出を任されている松潤。KinKi Kidsからなにわ男子まで総勢13組が出演するので、セットリストを考えるのに「ずーっと曲を聴いている」らしいですよ。

そう聞いただけで「とりあえず近々の曲と代表曲を3曲と、ファンの子が好きなマイナーな曲だね」とイメージした中居くん。松潤も「はい。ずーっとシュミレーションして」と相づちを打ったところ「この話すっげえしたいな」、「おもしろいですよね」、「おもしろいよ!この話できる人って少ないから、ジャニーズのなかでも」、「ホントそう思います」と意気投合していました。

 

画像は『イラストAC「応援うちわ」(作者:うにここさん)』より

 

ファンが好きなマイナーな曲に納得、松潤の「SMAPプレイリスト」とは

SMAPと嵐、お互いにグループで好きな楽曲を挙げたのですが、松本潤がよく聴く「SMAPプレイリスト」3曲は…

『Scarface Groove』(作詞:相田毅 / 作曲:野崎昌利/ 編曲:岩田雅之)は3枚目のアルバム『SMAP 003』(1993年1月1日)の収録曲。

『リンゴジュース』(作詞・作曲:スガシカオ / 編曲:CHOKKAKU)は『SMAP×SMAP』テーマソングにもなった27枚目シングル『夜空ノムコウ』(1998年1月14日)のカップリング。

『Let It Be』(2000年2月9日)はSMAP初のマキシシングルでこれも『SMAP×SMAP』テーマソングに使われました。

中居くんは『リンゴジュース』を「渋いな~ カッコイイけどね」と評せば、松潤が『Let It Be』について『青いイナズマ』(1996年)や『$10(テンダラーズ)』(1993年)のような曲を時間が経ってまた歌った感じかな」と解釈したので、ひっくるめて「そんなコアな曲が出てくるは思わなかった」と懐かしそうにしていました。

さらに松潤が『セロリ』も好きだと付け加えると「あれは俺歌ってない」とキャラを発動して笑わせる中居くん。松潤は「歌ってましたよ」と先輩を立てていましたが、21枚目シングル『はだかの王様 ~シブトクつよ~』(1996年5月5日)は本当に歌っていないそうです。

中居くんはレコーディングすら参加しておらず、解説を務めた日本テレビ系『’96劇空間プロ野球』で4月のイメージソングに流れた時に「あれ、これSMAPじゃね?」と初めて知ったとか。時を経てジャニーズ事務所に「レコーディングしていないとか歌ってないのはいい。日テレのスポーツ番組でしゃべるんだから、それは4月からの曲だと教えろや!」といまさらながら訴えてました(笑)。

ちなみに中居くんは嵐の好きな楽曲を、タイトルは思い出せないようで「曲名が出てこない…ずっとずっと」と18枚目シングル『Love so sweet』(2007年2月21日)や「あと、走り出せ…」と20枚目シングル『Happiness』(2007年9月5日)を挙げて「あれいい歌だね」と絶賛。しかし松潤がデビューシングル『A・RA・SHI』(1999年11月3日)について聞いても「あれはあんまり刺さらなかった。人それぞれ好き嫌いだから」と中居くんらしい答えに苦笑しちゃいました。

中居正広の本質に迫る『紅白歌合戦』でのエピソード、松本潤が明かした舞台裏での言葉が深い

嵐が『第60回NHK紅白歌合戦』に初出場したのは2009年12月のこと。白組の司会は中居正広。松潤はリハーサルで右も左も分からず大御所がたくさんいるなかド緊張した当時のことを「中居さんに助けられました」と振り返っています。

嵐のリハーサルはスタッフから「1回音合わせします!」「大丈夫ですかね? 大丈夫ですね!」と言われてあっという間に終わり、下がろうとした時。中居くんが「お前ら大丈夫か?PAやマイク、カメラまわりとか分からないことは言わないと、このままとばされちゃうぞ!気になることは言っていいんだぞ」と心配してくれたそうです。松潤たちは「大丈夫です。何かあったら言うようにします」と答えたけど、その気遣いは相当有り難いですよね。

そして2010年の『第61回NHK紅白歌合戦』では嵐の5人が初めて白組司会者を担当。司会はパフォーマンスとはまた勝手が違い、かなり緊張したそうです。すると中居くんが舞台裏で「全然大丈夫だ。でももっとゆっくりやった方がいい」とアドバイスしてくれて「演歌や歌謡曲の方々は歌い終わって余韻の時間があるから、スタッフが『次行って!』と急かしてもこっちがテンパってしまわないように。とにかくアーティストの気持ちを大事にゆっくりやっていいから」と教えてくれたのです。

松本潤のライブにかける思い、中居正広が「似てるわ」「接点ないようである」と共感

ライブの演出で照明や音響はもちろん大事ですが、ほかに気をつけるべきことはなにか?中居くんに問われた松潤は「メンバーの関係性ですかね」と言います。

『1997 SMAP LIVE ス』や『SMAP LIVE AMIGOS!』をVHSですり切れるほど繰り返し見て勉強したという松潤。中居くんは中居くんで嵐のライブをDVDで見ていたそうです。ライブ会場で観覧したことはないそうで、松潤が嵐のライブで「今日は中居さんが来ます」と噂が流れたことを話したら「招待状送った?招待状出してよ!」だって(笑)。

松潤がアイデアが出るように「人のライブを見たり、お芝居観たり、美術館に行ったり、いろいろなジャンルのエンタメやサブカルになるべく触れるようにしています」と話したところ「似てるわ。俺」と中居くん。自分も歌舞伎や落語、能、クラシックを見たりテーマパークに行って参考になるものがないか探すとか。そんな2人の関係を「接点がないようであるし、あるようで空いている」と表現していました。

個人的にグループや演技においてのキャラクターは木村拓哉よりなのかなと勝手に松潤のことをイメージしていましたが、中居くんと考え方で重なるところがこれほどあるとは意外でした。

 

 

画像は『イラストAC「マスクでコンサート」(作者:うにここさん)』、『イラストAC「応援うちわ」(作者:うにここさん)』より