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松井珠理奈のSKE48卒業は48グループだけでなくアイドル界の損失と思われて残念です

イラストACより/アイドル3(作者:南見まめこさん)
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SKE48、最後の現役1期生となった松井珠理奈は2020年9月26日・27日に日本ガイシホールで卒業コンサート、10月5日に卒業公演の開催が予定されています。2月7日にチームS公演でグループから卒業することを発表した松井珠理奈は、後輩がどんどん成長する姿を見て頼もしく思い、自分も勇気を出して一歩を踏み出そうと決意したことを話していました。

私はSKE848の絶対的エースだった松井珠理奈の卒業は、本家AKB48や姉妹グループへも大きな損失になるのではないかと懸念しています。

AKB48の全盛期では前田敦子、大島優子の2人がセンターを争いながら切磋琢磨したことでメンバーもその姿をみて育ったことでしょう。しかし『AKB48選抜総選挙』で指原莉乃、渡辺麻友が1位になって世代交代が進むとともにカラーが変わったように思えました。

シンプルに言えば「気合」が足りないというか。指原莉乃はタレントとしての人気はAKBの歴代でトップクラスだし、渡辺麻友は「アイドルのなかのアイドル」という唯一無二の存在でしたが、グループに「気合」を入れるキャラクターではなかったのでは・・・。

高橋みなみ、篠田麻里子、山本彩など「気合」を入れるようなメンバーも卒業してますます「芯が通った」感じが薄れてきたような感じです。もちろん皆一生懸命に頑張っているでしょうが、リーダー的な資質というのは誰もが持っているわけでなありません。

そうしたなかで松井珠理奈が卒業することになった理由の1つに“さくらたん”ことHKT48(当時)の宮脇咲良との関係を考えずにはいられません。

松井珠理奈「さくらたん」発言の真意は?本当にパワハラだったのか!

『第10回AKB48 世界選抜総選挙』(AKB48 53rdシングル 世界選抜総選挙 ~世界のセンターは誰だ?~)の開票イベントがナゴヤドームで開催された2018年6月16日からもう2年になるのですね。

1位に選ばれた松井珠理奈が囲み取材に3位の宮脇咲良の姿がないことについて、イベント前のライブで披露した『10年桜』で宮脇のパフォーマンスを注意したことを明かしました。

それが「もっとちゃんと踊って」「じゃないとAKBが終わるから」と注意したところ、「それを言ったら、さくらたんは出れなくなっちゃいました」というものでした。

その話し方もあって「上から目線だ」、「パワハラだ」と一部から批判され炎上したのですが、あの場で松井珠理奈はなぜわざわざそんなことを明かしたのでしょう。

HKT48だけでなく48グループでもトップクラスの人気メンバーとなった宮脇咲良でえさえ、あるいはだからこそ、パフォーマンスに責任を持ってグループを引っ張る「気合」が必要だということを言おうとしたのではないかと思うのです。

パフォーマー、プレイングマネージャーとして期待される松井珠理奈

11歳でSKE48選抜メンバー16名として公演デビュー、11歳228日でAKB48『大声ダイヤモンド』に史上最年少で選抜入り、前田敦子とダブルセンターという大抜擢からアイドル人生がスタート。それからずっとエースの地位を保ってきたのですからハンパな気持ちでは続きません。

AKB48の28枚目シングル『UZA』(2012年10月)は大島優子と松井珠理奈がダブルセンターを務めましたが、当初は大島と渡辺麻友の予定だったといいます。『DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは何を見る?』のなかで大島は「まゆゆはダンスが今までにやったことがない難しいものだったので、できなくてじゅりなに代わった」と語っています。

その一件からも松井珠理奈がパフォーマンスで信頼されていることが分かります。特に『AKB48 誰かのためにプロジェクト』の取り組みで東日本大震災の被災地を訪問すした時の動画をファンがYouTubeにアップした『【AKB48】言い訳maybe 誰かのためにプロジェクト 石巻 14.3.11』でセンターに立つ松井珠理奈の存在感は圧巻。

大島優子も2列目で踊っていますが、「じゅりな任せたよ」という感じす。松井珠理奈が優れたパフォーマーであり、その実力があるから(正式にではなく成り行きで)プレイングマネージャーとしてグループをまとめる立場になったかと思うのです。

そういえば『UZA』では宮脇咲良が初選抜入りしていますね。宮脇咲良はその後、AKB48グループのメンバーが出演するドラマ『豆腐プロレス』(2017年1月期)で女子プロレスラー・チェリー宮脇役を演じてハリウッドJURINA役の松井珠理奈と共演したり、何かと一緒に仕事しています。

『第10回AKB48 世界選抜総選挙』の時も松井珠理奈は宮脇咲良に成長してほしいという思いから厳しく指導して、取材でそれを話す時に深刻になり過ぎまいと「さくらたん」発言になったのではないでしょうか。